初冬の雲取山に七ツ石小屋で『忘年会』で泊まり、登ろう!

詳細は決まり次第、お知らせいたします。しばらくお待ちください。
大菩薩・牛奥ノ雁が腹摺山と小金沢山

詳細は決まり次第、お知らせいたします。しばらくお待ちください。
南アルプス前衛・夜叉神峠から高谷山

詳細は決まり次第、お知らせいたします。しばらくお待ちください。
晩秋の奥秩父・十文字峠越え

縄文時代から信州・長野から武州・埼玉県へと石器、馬、米が越えた奥秩父・十文字峠。高原野菜で知られる内陸気候で乾いた印象の明るい長野県・川上村から荒川源流の秩父市大滝へと越える長大な峠道です。素朴なランプの丸太作りの十文字小屋に宿泊し、丸一日をかけて峠越えします。
初日は高原野菜畑を抜け毛木平からカラマツの最後の紅葉の中を千曲川を渡り八丁坂を越えてコメツガの森の中の十文字峠に到着します。到着後、カモシカ展望台を往復し、ランプの灯トマキストーブの暖かい十文字小屋に宿泊します。翌朝、奥秩父随一の苔むした原生林の中を抜け、一里ごとの馬頭観音を目印に四里観音、三里観音と重厚な原生林の中を歩き続けます。二里観音で唯一の展望台・ノゾキ岩から黒々とした奥秩父主脈北側の展望を眺め、広葉樹に変わり最後の紅葉の中を一里観音、栃本関所跡と六里六丁の歴史ある峠越えを終えます。
歩行1日目2時間、2日目7時間
※十文字小屋は山田ガイドの55年間の付き合いの親しい小屋です!営業終了前の大歓迎が待っています。
紅葉と展望の多摩川水源「水干」と笠取山

多摩川最初の一滴が流れ出す「水干」。山麓を覆う東京都水道水源林は、広葉樹の部分が紅葉の真っ盛り、カラマツが金色の黄葉を見せています。手厚く保護された紅葉の樹林の中を登り、埼玉・山梨の県境の原生林の中を登り詰め、南アルプス、富士山の大展望台・笠取山に立ちましょう。その上で、多摩川・荒川・笛吹川の三つの水源となる「小さな分水嶺」の冬枯れが始まった草原を訪ね、改めて多摩川が小さな水滴となって流れ出す水干に立ち寄ります。登山口となる一ノ瀬高原は、青梅街道から更に一山超えた静寂の地です。多摩川源流で最も美しい紅葉を訪ねます。
歩行5時間
※「水源の道」としてよく整備された登山道です。やまあるき初心者も楽しめます。
山上のビーチ・カラマツの紅葉と大展望の南アルプス前衛・日向山

甲斐駒ヶ岳から伸びた尾根が尾白渓谷に落ちる最後に、風化した花崗岩が山頂付近を覆い、遮る物も無い広がりを見せる日向山。まるで「白い砂浜」を思わせる景色を見せてくれます。矢立石から甲斐駒ヶ岳を仰ぎながら尾白川林道を歩き、美しい錦滝から紅葉が黄色く光るカラマツ林を登ります。原生林の中の急登を登り続けると前方が大きく開けて、森が無くなり、急峻な白砂の中の登りに変わります。背後に広がる鳳凰三山の姿を楽しみながらコルに立つと八ヶ岳が見えます。花崗岩の風化した尾根を辿り立つ雁ケ原。一面の白砂の広がりと八ヶ岳、南アルプス、奥秩父の大展望をユッタリと楽しみます。森の中の日向山の三角点を訪ね、穏やかなカラマツ林を矢立石へと向かいます。
歩行3時間半
※「やまあるき」全くの初心者も大丈夫
奥秩父前衛・黒富士で地図読み登山

奥秩父の前衛・茅が岳の周囲には茅が岳の他に曲岳、太刀丘山等の山梨百名山があります。黒富士は、この山塊の東の端に位置する三角錐の山で、山頂の北、1624mピークから見た時だけ、美しい富士山形の黒いピークとして眺められます。
登山の開始地点は観音峠大野山林道という車道の一角、そこから登山道の無い尾根を這い上がり(踏み跡あり、膝下の笹原でヤブはありません)明るい黄葉のカラマツ林を辿ります。最初のピークである1624mピークに立った時、初めて見える「黒い富士」。本物の「白い富士山」と重なるように黒富士が現れます。地形図とコンパスを頼りに八ヶ岳の展望が素晴らしいカヤ原を進んでいくと黒富士峠の道に出て「冒険」は終了しますが、この付近の最高峰・升形山の岩の上に立つと手の届きそうな近さの金峰山が見事です。ここまで来ると黒富士は「富士」の形を失い、台形の山に変身しますが、地形図で形の変化を確かめます。更に明るい草原の八丁峰を越えて黒富士の山頂に立ちます。小さな山頂ですが森の上に突き出した突出した山頂は、南アルプス、富士山、八ヶ岳の大展望台です。
※歩行時間3時間半。全くの初心者も大丈夫
※参加者に二万五千分の一「茅が岳」のコピーを配ります。ガイドの用意したシルブァコンパスを体験します。
金峰山表参道・アコウ平からの修験の道から登ろう!

奥秩父の王者・日本百名山の一つ・金峰山。この山頂に登拝の道として御岳昇仙峡から水晶峠を越えて登る表参道。かつて修験者が辿った道は御室小屋という小屋があり谷を渡り、岩場を登りハイマツ帯の中を抜けて山頂に飛び出す修行の道でした。
山梨・甲州市と長野・川上村を結ぶ峰越林道の途中のアコウ平から水晶峠の下にトラバースして、この変化に富んだ表参道の後半部分を登ります。アコウ平から美しいカラマツ林をトラバースして澄んだ流れの川を渡渉していきます(二年前にロープを残置しました)。水晶峠から降りてきた表参道と合流し、残骸が残る御室小屋跡を過ぎれば沢沿いから一気の急峻な登りに変わります。時には松茸が生えるコメツガの森の中をグイグイと登り、見上げる独特の巨大岩峰・片手廻しの岩を通り過ぎる頃、水晶の破片の落ちる道となります。クサリの設置された一枚岩の大きな岩場を通過すると、背後が開けて富士山と南アルプス、甲府盆地が大きく見えます。木々はまばらになり、いつの間にか森林限界となり、ハイマツの間を登り続ければ一歩毎に広がる展望と、グングンと大きくなっていく五丈岩。そして、その岩の基部に登り着きます。山頂までは僅かで360度の圧倒的な展望が待っています。
山頂からハイマツと花崗岩の中を降り、森林限界に建つ金峰山小屋に到着します。金峰山小屋は羽毛布団と美味しい食事で有名な清潔な小屋です。小屋の前のテラスから八ヶ岳と南アルプスの広大な展望があり、夜は満天の星が見事です。翌朝、改めて早朝の金峰山に登り返し、東へサイの河原から鉄山、朝日岳と原生林と展望の道を辿ります。大きく下って峰越林道の通る大弛峠へと降り着きます。
歩行1日目4時間、2日目4時間半
奥多摩の名峰・川苔山に川乗谷、百尋ノ滝から登ろう!

1363mと奥多摩では中程度の標高にも関わらず、変化に富んだ沢山のルートがあり大人気の川苔山。
特に川乗橋からのルートは川乗谷に沿った渓谷の道で、絶えず釜や美しい滝を眺めながらの涼やかな道です。縞模様の沢床の岩が独特の谷を何度も渡り返し、大きく高巻いた後に目の前に現れる25mの落差の直瀑の百尋ノ滝は川乗谷の全水量を落とす美しい滝です。ここから緊張するトラバースを終えて足毛岩の東の尾根を高度を上げていけば背後に雲取山を筆頭に奥多摩中核の素晴らしい展望が大きく広がります。一気に急坂を上り切れば奥多摩から奥武蔵まで素晴らしい展望の待つ川苔山山頂に到着します。下りは広葉樹から杉林と、延々と鳩ノ巣駅へと向かう長い下りが待っています。
歩行5時間半
多摩川最大支流・日原川源流、小雲取谷から雲取山

多摩川最大支流・日原川上流は島嶼を除いた東京都最大の原生林が広がります。コメツガ、シラビソを中心とした苔むした森から流れ出す日原川は水源で大雲取谷と小雲取谷に分かれます。日原川八丁橋から日原林道を上流へと向かい、廃道となった大ダワ林道で二軒小屋尾根を乗っ越し、更に仙人尾根に向かう仙人の渡戸で大雲取谷に下降します。既に両岸に岩壁を屹立させたゴルジュの中を進み、二条4m滝、2m前後の小滝を越えて立つ小雲取谷。ここからは、湿潤な原生林の中、連続した小滝を次々と越えていきます。チョックストーンを持った滝が多く、初秋の暑さを忘れさせる爽快な沢登りが続きます。3m、二段8m、階段状5mと次々と滝を乗り越えて、10mトイ状の滝を登り切れば、両岸は分厚い苔むした美しい原生林の中に、渓谷美が続きます。ナメ滝が増えて、最後に赤い岩に囲まれた滝を乗り越えると消え入るように水源に到達します。最後は左手に富田新道の通る野陣尾根の小雲取山直下に登り詰めます。夕暮れ近い尾根を辿り、雲取山に立ち、雲取山荘に宿泊します。翌朝は再び雲取山に立ち、登って来た小雲取谷を見下ろし、富田新道を下山します。
歩行1日目9時間、2日目5時間
※沢登り用シューズはご用意ください。他の沢登り装備については、無料レンタル可能です。
南アルプスの中核!三伏峠から塩見岳

日本の主要な高山が林立する南アルプス。北岳などを中心とする北部と赤石岳を中心とする南部の間、中核をなす塩見岳。登山口のある長野県大鹿村は「日本で一番美しい村」と呼ばれます。三伏峠への現在、唯一の登山口・鳥倉林道から取り付きます。ゲートから林道を辿り、ようやく登山口に到着し、明るいカラマツ林から鬱蒼とした原生林の中をトラバースが続きます。時折、森が開け仙丈岳や小河内岳が望まれます。森の中の三伏峠小屋に到着します。翌早朝、目の前の三伏山を越えて大きな本谷山を乗り越えます。途中、覗き岩からは伊那谷を挟んで中央アルプスが大きく望まれます。本谷山付近は既に森林限界を越えていて、一面のお花畑が広がります。再び原生林の中の道となって、トラバースに入る手前で初めて大きく塩見岳が望まれます。権右衛門山の下の原生林を大きくトラバースして本格的な登りに入り、再び森林限界を越えると見上げる角度で塩見岳が屹立し、塩見小屋に到着します。ここからは岩の間をぬうようにして高度を上げていきます。大きな天狗岩を廻り込み、最後の登りを制して立つ塩見岳西峰。一気に展望が広がり、真北に立つ北岳を筆頭に大展望が広がります。更に最高点である東峰に立てば大井川を挟んで白峰南嶺の上に富士山が大きく聳え立ちます。山頂は長野県・静岡県の県境で展望の効く日は太平洋まで展望が広がります。来た道をゆっくりと時間をかけて三伏峠まで戻ります。最終日は、小屋から僅かの三伏峠に立ちより、草原からの塩見岳を改めて見上げましょう。鳥倉林道登山口に帰ります。
歩行1日目4時間、2日目8時間、3日目3時間
北アルプス初体験!穂高連峰の静寂郷・焼岳

穂高連峰の最南端に今でも活発に噴煙を上げる焼岳。上高地から振り返るように見る、その姿は白い水蒸気を上げています。上高地帝国ホテルから梓川を渡り、林道からカラマツの静かな林の中を登り続ければ、やがて一面のクマザサの中の登りに代わり新中尾峠に建つ素朴な焼岳小屋に着きます。古き良き山小屋の雰囲気を残す焼岳小屋を後に草木もない一面の赤茶けた砂礫の中に所々で白い水蒸気を上げる斜面をユックリと登り続ければ背後に大きく西穂高岳から奥穂、前穂高が綺麗に大きく眺められます。展望に槍ヶ岳が加わる頃、突き出した様な焼岳に立ちます。正面には笠ヶ岳も展望に加わります。コルに降りれば青い正雅池が神秘的に見え、山頂を美しく振り返る広場に降り付きます。ここから鬱蒼とした原生林の中を旧安房峠道へと下り付きます。北アルプス穂高連峰の展望の静寂郷です。
歩行1日目3時間、2日目3時間半
※歩行時間も短く、山小屋も素朴で静かで北アルプス初体験、初心者向き。
日本第二位の高峰!南アルプス・北岳

巨大な山容の3000m峰が林立する南アルプスの中で、群を抜いた標高を誇る日本第二位の高峰・北岳。大樺沢の上に屹立する胸壁・バットレスの大岩壁を山頂を支える壁の様に見せて、圧倒的な存在感を誇っています。甲府から山の中の登山基地、広河原に立てば吊り橋から急角度で山頂が見上げられます。野呂川を渡り、南アルプス独特なコメツガの原生林の中を抜けて、大樺沢を渡り返し登り着く二俣は見上げる角度で北岳バットレスが手の届く近さです。ハクサンフウロウ、シナノキンバイ等の高山植物が美しく咲く中を大樺沢右俣のダケカンバの森の中をユックリユックリと登り続けます。背後の鳳凰三山と少しずつ高さが近くなり、砂礫の中の道となった頃、小太郎尾根分岐に飛び出します。一気に甲斐駒ヶ岳、仙丈岳の展望が加わり、風が吹き抜ける稜線を北岳肩ノ小屋に到着します。肩の小屋に宿泊荷物を置き、軽装で、岩場の中の道を登ります。登る毎に広がる大展望!遮る物も無い広がりの中に北岳山頂に立ちます。北岳肩ノ小屋の見事な星空を楽しんで「草すべり」から広河原へと下山します。
歩行1日目7時間、2日目4時間半
憧れの奥穂高登頂プラン(小雨でも登頂します)

北アルプス上高地を訪れた者が畏敬の思いを込めて河童橋から見上げる西穂高から前穂高にかけての穂高連峰の稜線。そのど真ん中、一際、高く聳えるのが3190mの標高を持つ北アルプス最高峰・奥穂高岳です。上高地から澄んだ梓川沿いの道を明神、徳沢、横尾と辿る道から見上げる明神岳から前穂高岳にかけての山々は日本離れした独特の美しさです。設備の整った横尾山荘に泊まり、早朝の朝焼けの前穂高東壁を仰ぎ、本格的な登山を開始します。高々と聳える屏風岩を見上げ、その裾を廻り込むように進み、本谷橋で奔流を渡り涸沢への登りにかかります。急峻な登りをユックリと登り詰め、少しずつ傾斜が落ちてトラバースにかかる頃、目の前が開け、まず前穂高岳と北穂高岳が見えてきます。そして登山者の聖地・涸沢が見え始め、四方を見事な穂高連峰の山々に囲まれた涸沢に立ちます。ここからは緑が消えた剥き出しの眺めの中を整備された岩の登山道を、できるだけユックリユックリと登ります。前穂高北尾根と肩を並べるようになり、背後に常念岳、大天井岳が見えるようになるとザイテングラードの岩の登りになります。見上げるようなザイテングラードの登りを制して立つ穂高岳山荘前。岐阜側の展望が一気に開け、風が吹き抜けていきます。山荘に宿泊荷物を預け、山荘裏の急峻なハシゴの連続に取り付きます。これを乗り越えると周囲の圧倒的な展望の中、緩やかなトラバースとなって、前方にジャンダルムが見えて最後の高まりを制して大きなケルンの立つ奥穂高岳山頂に立ちます。360度の圧倒的な展望と、上高地が箱庭のように眺められます。3000mを越える位置にある穂高岳山荘の夜は満天の星空が待っています。
歩行1日目3時間、2日目7時間、3日目7時間
※雨による山行途中の撤退が続きました。少雨の場合、登頂します。