安曇野から一気に立ち上がり、美しい白い稜線を連ねる常念山脈。そのど真ん中、最も目立つ三角錐の大きなピークが常念岳です。夏のルートである一ノ沢は登れず、烏川へと長々と東に伸びる尾根が東尾根です。
安曇野・「ほりでー湯ー」からゲートを越えて烏川林道を辿り送電線巡視路を使い尾根に立ちます。尾根は森の中に続き、比較的傾斜が緩く、もし先行パーティーがなければワカンでのラッセルが続きます。最初は幅広い傾斜の緩い東尾根も1700m前後から傾斜を増し深雪のラッセルが続きます。1955mからは再び傾斜が緩み美しい原生林の中の登高が続きます。2000m付近で二重山稜が現れ、背後の安曇野の夜景が美しい快適なテント場を整地します。2178m付近から樹林が薄れ、前方に常念山脈の大展望を見ながら登り続けます。前常念岳からは岩稜帯となり、白い山頂に向けてグイグイと登り続ければ強い西風の吹き付ける常念岳山頂に立ちます。梓川を挟んで槍・穂高連峰の大展望が目の前にあります。

※ ナイフリッジ等はなく、体力さえあれば雪山初心者も可
※ シュラフ等は数に限りはありますが、レンタル可能です。