八ヶ岳最高峰、主峰、赤岳は雪山登山を志す者の最初の大きな目標です。「赤岳を目標に努力してきた者」も「赤岳を出発点に、より大きな雪山に向かう」者にも指標となる山です。東西に屹立した岩壁を持つ重厚な山容、森林限界を越える峻険さは圧倒的です。
「風の谷」ではゲスト5人に一人ガイドと経験者を前後に配置して、森林限界を越えてから降ってくるまで徹底的に安全を確保して登頂します。美濃戸口から、南沢に入り、白河原で思わず「オーッ」と歓声が出る横岳西壁の凍てついた岩壁。行者小屋下にテントを張り、雪山テント生活を体験します。翌早朝、ヘッドランプでテントを出発し、取り付く地蔵尾根。樹林帯の斜面を抜けて凍てついた氷雪の斜面を一歩ごとに登っていきます。グルリと雪の山々に囲まれて好天なら背後に槍ヶ岳が見える岩稜を抜けて主稜線を強い風の中、一歩ごとに大きくなっていく赤岳に迫ります。最後の急斜面を這い上がり、山頂に立てば360度の展望が待っています。

※アイゼン、ピッケルを「持っている」だけでなく、その機能を充分に発揮させて登れるピークです。基礎を講習しながらの登頂です。
※冬用シュラフは数に限りはありますが、無料レンタル可能です。
※テント、テントでの食料等は主宰者が用意します。