alpinist

奥秩父の秘峰・和名倉山に突き上げる和名倉沢

2025年8月23日 〜 8月24日

奥秩父主脈の北側に将監峠から仙波尾根を経て大きな山容を見せる和名倉山。二十年ほど前まではシッカリした登山道が無く、沢を遡行して沢を下降するのが最も確実な登頂方法と言われた秘峰です。荒川源流の一つ・大洞川に注ぐ和名倉沢は出合から稜線までの標高差1500mを越える雄大な渓谷で、中に50本を越える滝を持ちます。出合のゴルジュにかかる滝群を越えて15mの弁天滝を巻き、氷谷を分けると最初の難所「通らず」が立ち塞がります。極端なゴルジュの中に五本の滝がかかる「通らず」を慎重にトラバースし抜けると和名倉沢の全水量を叩き落す50mの大滝と出会います。凄まじく飛沫を飛び散らす大滝をルンゼから高巻きして明るいビバーク地点に到着します。大焚火を囲み一夜を過ごし、翌早朝、引き続き次々と現れるナメ滝を越えて更に三段8m、多段12mと大きな滝を次々と越えていきます。引き続きナメ床が連続し、三段25mの大きな滝を最後に小滝の連続へと変わり分厚い苔の絨毯の中に水流は消え、稜線に登り着きます。和名倉山はまだまだ遠く、展望もない孤高の山頂に立ちます。長い二瀬尾根の辛い下りが待っています。

実技講習会

講習日 2025年8月23日 〜 8月24日
講習名 奥秩父の秘峰・和名倉山に突き上げる和名倉沢
対象者50歳以下の方
集合 8月23日(土)午前8:30 国道140号線・秩父市「川又」バス停前(各自 or 5:30JR中央線・三鷹駅、6:15南武線・府中本町駅集合で主宰者のクルマの何れか)
行程 川又バス停(クルマ)三峰神社分岐~和名沢出合~弁天滝~通らず~大滝上(泊)~多段12m滝~三段25m滝~二瀬尾根(和名倉山往復)~造林小屋跡~三峰神社分岐(クルマ)西武秩父駅 or 飯能駅など
講習費 35,000円 (ツェルト宿泊費、ツェルト食費含む)

お申し込み