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多摩川水源地帯唯一の太古の姿を持つ大常木谷

2025年8月2日 〜 8月3日

東京都民の命の川・多摩川は100を越える支流を持ちながら堰堤、伐採、林道等、人の手が必ず入っています。その中で出合から水源に至るまで完璧な太古の姿を保つ唯一の谷が大常木谷です。一ノ瀬林道から下降し立つ多摩川は幅広いナメ滝の下降から始まり、玉砂利の様に磨かれた石の大常木谷出合に立ちます。見上げる彼方まで両岸に岩壁が屹立するゴルジュの中をツルツルに磨かれた釜を「へつり」出会う五間ノ滝。微妙なトラバースから直登し、更に霧となって頭上から注ぐ25ⅿ千苦ノ滝を微妙な高巻きで越え、更に深々とした山女淵をザイル一杯に泳ぎ渡ります。更に胸までの渡渉で早川淵を越え、最後に優美な二段の不動ノ滝を越えて、ようやくナメ滝とナメ床の穏やかな流れになります。樺谷出合付近で焚き火を囲んで一夜を過ごし、翌日、石の滝を初めとする延々と続く滝を越えて立つ奥秩父主脈縦走路。暗い谷を遡行してきた者の目には将監峠の眩しい展望が待っています。

実技講習会

講習日 2025年8月2日 〜 8月3日
講習名 多摩川水源地帯唯一の太古の姿を持つ大常木谷
対象者50歳以下の方
集合 8月2日(土)午前8:30 青梅街道・柳沢峠駐車場(各自 or 5:30JR中央線・三鷹駅、6:15南武線・府中本町駅集合で主宰者のクルマの何れか)
行程 柳沢峠(クルマ)一ノ瀬林道~大常木谷出合~五間ノ滝~千苦ノ滝~山女淵~不動ノ滝~樺谷出合(泊)~会所小屋跡~石ノ滝~将監峠~三ノ瀬(クルマ)塩山駅
講習費 35,000円 (ツェルト宿泊費、ツェルト食費含む)

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